PS Vita PCH-2000 の画質を初代モデルと比較して驚いた。 [プレイステーション]
年始にPS Vitaの新型であるPCH-2000を購入したのですが、やはり気になったのは初代のPCH-1000の有機ELとのディスプレイ品質の違いでした。
そこで二台並べて比較してみたのですが、愕然としました。ここまで違うのかと。そこで急遽、すでに他のブログなどでも取り上げられていますが、私なりの切り口で新旧Vitaのディスプレイ品質の違いを紹介したいと思います。
ちなみにPCH-2000シリーズはIPS液晶を搭載しています。一般的にIPS方式で言われている事は視野角が広い、色度変移・色調変化が少ないと言う特徴がある一方で色温度は低い(黄色っぽい)、コントラストが低い、製造コストは高いと言うデメリットもあります。それを踏まえて見てみましょう。
わざと暗いところで撮影しています。全てNEX-5Rで撮影し画面上がPCH-2000でしたがPCH-1000です。
ロック画面からして全く色が違うのが分かります。
文字入力画面。PCH-2000は黄色い。とりあえず黄色い。
同じ桜の写真でもここまで表現力が違うのかと思います。比較して改めて初代の有機ELディスプレイの表現力に驚きました。
nasneでテレビ番組を見ていてもPCH-1000は青々とした空なのに、PCH-2000はなんだか曇ったような青空。
人物の肌の色も、PCH-2000は顔色が悪いような気がしますね。
レンガの質感も全然違う。PCH-2000は赤レンガがオレンジに見えてしまう。
ゲーム画面を見比べるとPCH-2000は淡い感じがします。コントラストも甘い。
そうは言っても比較しないとここまで気づかないのも事実。ただ、PCH-2000に搭載されているディスプレイは液晶の中でもあまり高品質では無い気がしました。一応、IPS液晶ですが、残像も若干気になりますし色温度の調整などはあまりしていないようです。ゲームにどれほどの視野角を求めるのか分かりませんが、IPSの弱点がモロに出ているようです。
まとめ
最後になりますが、PCH-2000発表時にSCEJAの河野弘プレジデントは「液晶技術の飛躍的な進化により、携帯ゲーム機として最高クラスの表示が可能。ありのままの色で表現できるようになり これまでと変わらない深くて没入感のあるゲーム体験が可能」とドヤ顔で述べていたようですが、これで本当にありのままの色と言えるのでしょうか?誰が見てもこの差は歴然としていると思いますし、ありのままの色とは思えないです。これでは彼は色覚異常と言われても仕方ないような差だと思います。有機ELから液晶に変えた事で大幅なコストダウンには成功したのかも知れませんが、Vita本来の目標や目指していた世界とはどんどん遠ざかっていっているのかも知れませんね。本来が間違っていたとも言えますが。
本体の比較はまた追々やりますが、本体の軽さや薄さ、そして周辺機器の汎用性ではなくディスプレイ品質にこだわる方は今すぐにでも初代のVitaを探して購入されることを私はオススメします。それぐらい圧倒的な差がそこにはありました。
PlayStation Vita Wi-Fiモデル ライムグリーン/ホワイト (PCH-2000ZA13)
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- メディア: Video Game
PlayStationVita Wi-Fiモデル コズミック・レッド (PCH-1000 ZA03)
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- メディア: Video Game
PlayStation Vita メモリーカード 32GB (PCH-Z321J)
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- メディア: Video Game
ファイナルファンタジー X/X-2 HD Remaster TWIN PACK
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- メディア: Video Game
コメント 0