XPERIA acro HD レビュー(ソフトウェア編) [XPERIA]
今回はファーストインプレッションでドコモの魔改造と評した、XPERIA acro HD(SO-03D)のソフトウェアのレビューをお届けしたいと思います。一応、ほとんどのキャプチャーは全く何も変更を加えていない初期状態に取得しました。
ロック画面
通常では右上にはドコモのSIMを刺しているとNTT docomoと表示されているのですが、なんと初期状態にはhogeと似たような意味合いであるFoobarと表示されていました。これ、どのAndroid端末でも同じなのでしょうか。適当過ぎる…
docomo Palette UI
初回起動時のホームアプリはdocomo Palette UIです。スクリーンの数は7枚あり、ほぼ全てにドコモオリジナルのアプリやウィジェットが表示されています。マップやカレンダーなどはAndroid標準と二重になってしまっているのは、あまり良い感じはしないです。
アプリケーションのドロワーは縦に長いタイプで、カテゴリー別に分けられています。
メニュー。きせかえの項目などこれまでのiモード端末のトレンドを入れています。
グッドデザイン賞を取ったらしいですが、確かに初心者には理解しやすいような雰囲気は感じますし、機種によってコロコロとUIが変わっているのは分かりにくいと言う意見もあるので、これはこれでアリな気もします。ただ、はっきり言うと結構もっさりしているのに、アプリのドロワーはスクロールが暴れると言うAndroidのホームアプリとしてはあまり良いデキとは言えないです。私も一応アプリを作っていますので、ここまで作り込むのは結構頑張ったなぁと思いますが、技術力が相当高く無いとドコモの要望を全て叶えつつ全ての端末でストレス無く動くようなホームアプリの作成はかなり難しいと言うか無謀…
XPERIAホーム
しかし、ホームアプリをXPERIAのホーム画面に切り替える事も可能です。
設定からXperiaを選択し、
優先アプリ設定を選択します。
ここでホームアプリなどを変更できますが、私は一括設定でXperiaを選ぶ事をオススメしたいですね。XPERIAの標準アプリの方がストレス無く動作しますし、XPERIAの世界観を味わう事もできるからです。
これでXPERIAのホームアプリになります。
XPERIAのホームアプリはスクリーンの数が5枚になっています。これまではTimescapeが一番目立つ位置だったのですが、随分端に追いやられてしまったなと感じました。
アプリケーション一覧。こちらのドロワーは横に移動するタイプ。一応削除できるアプリが分かるようにしてみました。印象的にはあまり消せないなと思っています。実際、優先アプリの設定で変更するアプリは一切消せない。これはdocomoとの調整でこうなってしまったのでしょうが、同じようなアプリが二つもあって、さらにドロワーに表示されているのは逆に混乱するのではないのでしょうか?
ホームを長押しした時の一覧。アイコンも変わりました。
壁紙にはなんとドコモ専用壁紙が付いています。本気で要らないです。
動く動画こと、LiveWallpaperはソニエリ専用の新しいのが入っていて好印象。
通知領域は今までと変わらず。ここにステータススイッチ入っていると便利なのですが。
テーマ
テーマの変更が出来るようになったのですが、メニューのカラーなども変更されるようになりました。
ストレージ
acro HDはデバイスの構成が面白い事になっています。
ROMは全体で16GBですが、パーティションが切られており、本体メモリは約2GB、後は内部ストレージとして11GB、そしてSDカードの領域と更にUSBストレージなんてものまでが表示されています。このUSBストレージって、XPERIA NXと同じくUSBホスト機能の事だと思われますが、4つも保存領域が表示されていてややこしい。
初期状態で135MBを消費していました。
メモリは181MB使用していました。
Androidのバージョンは2.3.7
XPERIAオリジナルアプリ
ここから下は初期状態ではないです。
ミュージックアプリはイコライザーの調整が可能になったり、12音解析が使えるなど物凄く多機能になりました。
ステータスウィジェットもシンプルに使いやすくなったと思います。arcなどは後半分離してやや面倒でした。
acro HDならではの赤外線機能はウィジェットから簡単に呼び出せます。
timescapeはfoursquareなどより様々な情報を集約できるようになりました。
ワンセグはやや解像度的に無理があるのと、録画が出来ない欠点がありますが、ストレス無く動作しますし、モバイルBRAVIAエンジンの発色の良さを活かせる機能の一つではないでしょうか?ただ、とりあえず対応しましたよ的な印象はありますね。
一番素晴らしいのはやはりカメラとも言えるぐらい、カメラアプリは凄いです。速度も3Dまで撮影できる機能も画質も全てがまったく新しいカメラだと言えるのではないでしょうか?これだけで一つのエントリーを書きたいと思っています。
まとめ
ドコモのアプリはちゃんと使っていませんので、正確な評価はできませんが、やはり購入直後に二重に同じようなアプリがいくつも入っているのは精神的に気持ち悪かったです。それに逆にユーザーが混乱しそう。いつでも切り替えられるようにする意味もあって敢えて削除できないのでしょうが、個人的には「今後利用しないので削除する」ようなオプションも欲しかったですね。一方、XPERIA順正のアプリはホーム、カメラ、timescapeなど非常に高速に動作しますし、ミュージックアプリも多機能でカッコ良く、ウィジェットも進化を感じ取れました。
購入した当初は2回ほど再起動に会いましたが、その後は何の問題も無く動いています。XPERIA acro HDも随分安定しているAndroid端末なのではないでしょうか?特に変な挙動も無く、安心して使えています。
ただ、動画を撮影したり、Webブラウジングを頻繁にすると、バッテリーの減りが早いのとちょっと本体にぬくもりを感じているので、防水による影響があるのかどうか分かりませんが、夏場は少し意識して使ってみようと思っています。
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