Windows Phone 8 (Nokia Lumia 520) の良いところと問題点

ちゃんと電話として扱っていませんので、正確に良いところと悪いところが分かる訳ではないのですが、Wi-Fi運用でWindows Phone 8 を搭載した Nokia Lumia 520 を使っていて感じた事をスクリーンショットを見ながら確認していきたいと思います。

ロック画面とホーム

ロック画面。特にどのようにしてロックを解除するのか案内されていません。ちなみに上にフリックするとロックが解除されます。Xperia や iPhone がいちいちロック解除の方法を表示していますが、個人的には何回か操作したら表示が消えるのが好みです。

そしてこちらがホーム画面。最近のWindowsではお馴染みなりましたモダンUIです。このユーザーインターフェイスはどうしても縦や横に長くなってしまう欠点はありますが、この画面が与えた影響力は大きいですよね。ソニーで言えばPSストアもそうですし、Webサイトもこのデザインが増えてきました。アイコンに至ってはiOS7も影響を大きく受けていると思います。

特徴的だと感じたのは人物単位でもタイルを置ける事。例えば、facebookの特定の人物だけをタイルに置てすぐその人にアクセスできます。

このタイトルはある程度リサイズも可能です。

さらに、アプリ一覧から追加も可能です。基本的な事はできるのですが、サイズが均一だったり、色が変えられないとかそれほど自由度は高く無いです。

アプリの切り替えも実装されています。iOS7に非常に似ています。いや、iOS7がWindows Phoneに非常に良く似ていると言った方が正しいですね。

本体の検索ボタンを押すと、bingの検索アプリがわざわざ起動します。ここはAndroidの検索の方がアプリとか連絡情報にアクセスできて遥かに便利。と言うより、bingはなかなか検索の精度が良くならないですね…日本だけなのでしょうか。

少し曲を入れてミュージックアプリを起動してみました。ジャケットが表示されるなど普通ですが、特に音質を変更できたりしませんでした。

設定画面、ホームからひとつ抜けるとタイル状ではなくなるのは何なのでしょう…

日本語入力は噂のカーブフリック。フリック入力の進化系ですが、モダンUIと違いその後どこのメーカーもマネしませんね。つまり、別に使いやすくないです。

アプリ

ブラウザはもちろんIEです。ですが、これがクセモノでして、サイトによっては意味不明なブラウザでアクセスしたと思われるようで表示が良く崩れてしまいます。これがマイナーの宿命なのでしょう。

Android版もリリースされましたが、Windows Phoneのキラーアプリと言えばofficeアプリだったのではないでしょうか？

とりあえずサンプルだけでも表示してみましたが、再現率は圧倒的です。スカイドライブとの連携もオフィスファイルと考えると強力です。ただ、これも他のOSにも提供され始めるとキラーアプリにならないですね。

ここで私が今住んでいる場所を公開しましょう… これプリインストールされていたマップアプリですが、最悪レベルに酷いです。別途GoogleマップのAPIを使ったアプリをインストールした方が幸せになれます。

各アプリには共有と言うインテントのような機能があります。

インストールされたアプリも追加されているので、何かそう言う仕組みがOSレベルで提供されているのでしょうか？この辺りの連携って概念はAndroidからだと思いますが、今となっては必須機能ですね。

カメラはシャッターボタンを押せば起動します。こちらも連携機能がありました。カメラアプリを呼び出して加工とか出来ます。

ストア

ストアを見るとアプリが少ないと言われていますが、少ないなりに一通りそろっている印象でした。体験プレイもそれなりに出来るのも良いと思いました。

ただ、ストアのダウンロードって若干レスポンスが悪い気がしました。これWindows8にも感じるところなのですね。インストールってボタンを押した後の挙動がどうもワンテンポ遅れる感じ。

こちらはファイナルファンタージー 体験プレイでかなり遊べますが、タッチ操作はやりにくいですね…

今やメール以上に欠かせないとも思われるLINEもあります。

もちろんtwitterやFacebookもあります。Google+は非公式ならありますが…

まとめ

ローエンドモデルと言われていますが、レスポンスはかなり良いです。アプリも少ないけど、まぁそれなりに揃ってます。ではなぜ、人気が無いのでしょう。そして日本では今は無かったことみたいな扱いなのでしょう。

Windows Phoneの一般的な結論ってOSは良いけどアプリが少ないに集約されると思うのですが、実際使った感じでは半分ぐらいはその通りだなと思いました。

と言うのもOSはそんなに良いのか？と言うところです。モダンUIのインパクトはWindows Phoneならではと言えなくもないですが、他は特にこれといってWindows Phoneだから出来る機能は目当たらないのですよね。確かにレスポンスは良いですが、iPhoneも4Sぐらいなら全く問題無いレベルですし、Androidも端末のスペックが上がってきた事もありますし、OSも改良のスピードが速いので、レスポンスの魅力なんて今更です。

そう考えるとアプリの数も絶対少ない状況の中、カスタマイズの自由度も低そうなので日本市場で積極的に投入する意味があまり無いのも仕方ないのかな？と思わなくも無いです。世界市場ではそれなりに健闘している話も聞きますが、数字を見る限り健闘していると言うレベルだと思います。

いずれにせよ、出てくるのが遅かった。作り直してますからね… この失敗がWindows8で巻き返せるかと思っていましたが、Windows8もまぁ見てのとおりです。

マイクロソフトでもこれだけ苦労している状況で、果たしてTizenやfirefox OSがどれほど戦えるのでしょうか？戦う前から分かっているような気もしないでもないですが…

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