過疎化が話題のピエリ守山に行ってきた。

最近、インターネット上では滋賀のショッピングモール ピエリ守山が過疎っているのが話題になっています。

NAVERまとめ 滋賀県最大級の大型モール・ピエリ守山の過疎化がヤバすぎる

[参考]ピエリ守山ホームページ

私は滋賀に住んでいるのですが、ピエリ守山は前の道は良く通って存在は知っていましたが、中に入ったことはこれまで一度もありませんでした。ショッピングモールなんてイオンモールの方が規模も大きいですし、入っているテナントも良いから敢えてピエリ守山に行く意味が無かったからです。ですが、上のまとめ記事を見てこれは潰れる前に一度は行っておこうと思い、週末雨の中わざわざ行ってきました。

ちなみに他の地方にあるショッピングモールと同じく、ピエリ守山も車で行かないと結構しんどいです。どっかのブログにアクセスが辛いからダメだったのでは？とか書いてましたが、イオンモールもキツネやタヌキが出るところに敢えて出店するのが基本方針であり、その点ではこのピエリ守山も田舎のモールとしては別に検討違いでは無かったと私は思います。

で、行って思ったのですが、明らかに駐車場の車がいつもより多い… 予想はしてましたが、ひやかしに来ている方が沢山いらっしゃってました。私と同じようにカメラを持っている人が多数。これじゃ本来の姿では無いのであまり意味は無いのかも？と思いながらも、せっかく来たので中に入りました。

一階の様子

エントランスから閉店したお店がお出迎えしてくれます。

もっと電気が消されて薄暗いのかな？と思っていたのですが、意外に照明が付いていて明るい。絶えず音楽も流れているので、雰囲気も暗くありません。あと、野次馬と言うかひやかしに来ている人が沢山居たので、そう言う意味でも暗い感じがしなかったのかも知れません。

ポツリポツリと開いている店がありました。閉店したお店のブランド名を見てもあまり知らない店が多く、元々集客力のある店舗があまり無かった事が分かりました。

人があまり居ないところはオープン前に来ているような錯覚さへ覚えましたが、どちらかと言うと閉店前ですね。

２階

２階の方がほぼ全部のお店が閉店しており、フードコートだけが営業していると言っても良いぐらいでした。

来て思ったのが、建物の作りが最近のモール型のシッピングセンターとほとんど同じだと言う事。結構新しい建物なので当然と言えば当然なのですが、これだけの建物でもこんな状態になってしまうのはやはり衝撃です。

本当に営業しているお店がひとつも無い。

見てみると、軒並み８月に閉店が続いて今のような状態になったようです。

店舗情報を見ると泣けてきます。フードコートはたった２つだけ営業中。

それでも清掃の方がいらっしゃいました。ご苦労さまです。

ピエリはびわ湖沿いにあるので、テラスが多数ありとても綺麗な景色を眺める事ができます。当日はあいにくの天気でしたが、晴れていたらかなり気持ち良いはず。

びわ湖大橋も望めます。

とは言ってもびわ湖の景色なんて滋賀県に住んでいたら別に珍しくもなんともないのですが…

ピエリ守山港まで作っていたようです。船で来る人なんて居るのでしょうか？

フードコートに来てみましたが、ここだけ野次馬の方たちであふれかえっていました。大盛況です。残された２店舗は行列まで出来てました。大盛況な姿を写真に収めても意味がないので割愛します（笑）

夢広場… 多分ここは元々本屋だったのではないかな？

上に無料展望台があるようですが、真っ暗でした。雨が降ってたので行かなかったのですが今思えば行けばよかったかな。

閉店したお店の様子

ちなみに閉店したお店はこのような札が付いてました。

こちらはABCマートの閉店した後の様子ですが、

中を覗いてみると、ただ出て行っただけのような雰囲気でした。流行っているモールなら、取り壊して次のテナントのために色々準備もするのでしょうけど、ピエリは後に入ってくる業者がある訳ないので、そのまま残された感じです。洋服屋さんならマネキンがそのまま残っていたりしてました。

感想

びわ湖大橋周辺は実は以前から商業施設がたまに出来てはいましたがなかなか流行らなくて潰れてしまう傾向がありました。ピエリ守山も同じ運命を辿ってしまったようです。実際に来て感じたのは潰れた後のテナントを見てみると、集客力に弱そうなブランドが多い気がしました。これでは、近隣にあるイオンモールなどに負けてしまうのは目に見えています。景観は綺麗ですが、それはびわ湖周辺の建物ならどこも同じで特別目新しい訳でもありませんしね。

ただ、ここまでボコボコになっても営業しているのはとても珍しい現象だと思います。どうも噂では年内には営業停止になるようですが、その後ここがどのような姿になるのか？その時もまたレポートできればしたいと思います。

食べ物以外にお金を使うところが無いので、最後にサンマルクカフェでお金落としてきました。ひやかしに行った人はお金落としましょう。

新・廃墟の歩き方 探訪編

• 作者: 栗原 亨
• 出版社/メーカー: 二見書房
• 発売日: 2013/06/03
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

軍艦島入門

• 作者: 黒沢 永紀(オープロジェクト)
• 出版社/メーカー: 実業之日本社
• 発売日: 2013/08/01
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

なぜ人はショッピングモールが大好きなのか

• 作者: パコ・アンダーヒル
• 出版社/メーカー: 早川書房
• 発売日: 2004/05/19
• メディア: 単行本

滋賀県謎解き散歩 (新人物文庫)

• 作者: 中井 均
• 出版社/メーカー: 中経出版
• 発売日: 2013/05/10
• メディア: 文庫

タグ：ピエリ守山 過疎化 廃墟